←
→
-
好評配信中
-
ストーリー - STORY
時は戦国
数多の野望が日本中に渦巻いた時代
戦国大名が各地で名乗りを上げ
人々は争乱と度重なる飢饉におびえ
室町幕府の権威は失墜した
世は乱世
今、一人の英雄が時代を切り開こうとしていた -
武将紹介 - CHARACTER LIST
- 織田信長
- お市
- 武田信玄
- 上杉謙信
- 徳川家康
- 浅井長政
- 今川義元
- 斎藤道三
- 前田利家
- 柴田勝家
- 本多忠勝
- 北条氏康
- 風魔小太郎
- 長宗我部元親
- 羽柴秀吉
- ねね
- 大友宗麟
- 立花宗茂
- 真田幸村
- 竹中半兵衛
- 島左近
- 島津義弘
- 伊達政宗
- 森蘭丸
- 明智光秀
-
織田信長
大塚明夫
織田信長「尾張のうつけ」から天下の覇王へ
奇矯な振る舞いが多く「尾張のうつけ」と呼ばれた、戦国時代の革新者。父・信秀の没後、弟・信勝との家督争いを経て尾張を統一。翌年、侵攻してきた今川義元を桶狭間で破り、全国に名を知らしめた。
-
お市
加隈亜衣
お市時代に翻弄された戦国一の美女
兄・織田信長の命により浅井長政と結婚し一男三女を設ける。浅井氏滅亡後は三人の娘とともに信長に庇護され、後に柴田勝家に嫁ぐ。北庄城落城時、勝家と運命をともにしたが、その血統は徳川家、皇室にまで続いた。
-
武田信玄
楠見尚己
武田信玄最強の騎馬軍団を率いた甲斐の虎
父信虎を追い家督を継ぐと信濃へ侵攻。川中島で五度上杉謙信と戦い、信濃、駿河に版図を広げた。織田信長とも友好関係にあったが後に反信長に転身。三方ヶ原の戦いで徳川家康を破った直後、陣中で病没した。
-
上杉謙信
小林ゆう
上杉謙信信長も恐れた「越後の龍」
圧倒的な強さから「軍神」、また武田信玄との関係から「越後の龍」と称される。越後国大名。長尾為景の子で、上杉憲政より関東管領職を譲られ上杉姓を名乗る。たびたび関東・信濃へ出兵し、北条氏・武田氏と争った。
-
徳川家康
三木眞一郎
徳川家康我慢の末に天下を取った真の勝利者
幼少時より織田氏、今川氏のもとで人質生活を送る。今川義元の養女と結婚し配下部将となるが、桶狭間の戦い後自立。秀吉と戦ったが講和し、秀吉の死後関ヶ原の戦いで天下を掌握。江戸幕府を開き初代将軍となった。
-
浅井長政
杉山紀彰
浅井長政旧恩を重んじ義に殉じた青年武将
織田信長の妹、お市の方を娶り信長と同盟を結ぶ。信長の朝倉攻めに際し、旧恩ある朝倉側につき、ともに姉川の戦いを挑むが敗れる。朝倉家滅亡後、小谷城を織田軍に包囲され降伏を勧告されたが断り、自刃した。
-
今川義元
利根健太朗
今川義元今川最盛期を築いた海道一の弓取り
駿河・三河・遠江を領し「海道一の弓取り」と称された。今川氏親の三男で、幼時に出家し梅岳承芳と称したが、長慶氏輝が死去すると家督争いを制し当主の座につく。尾張国侵攻の際、桶狭間の戦いにて織田信長に討たれた。
-
斎藤道三
楠見尚己
斎藤道三下克上を体現した美濃のマムシ
一代で美濃の戦国大名になったとされるが、最近の研究では親子二代の説が有力。舅として会見した織田信長の器量に驚き、自分の子達は信長の門前に馬を繋ぐことになると嘆息したという。長子義龍に敗れ、討ち死にした。
-
前田利家
花江夏樹
前田利家「槍の又左」の異名を持つ達人
豊臣五大老のひとり。織田信長に小姓として仕え、元服後は赤母衣衆に選抜される。柴田勝家の与力となるが、賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉と結び、秀吉を勝利に導く。以後秀吉に重用され、加賀前田藩百万石の基礎を築いた。
-
柴田勝家
黒田崇矢
柴田勝家「鬼柴田」の異名を持つ猛将
織田家臣で、その勇猛さから「鬼柴田」と呼ばれた。信長の父信秀の代より仕え、信長の天下平定戦に活躍。越前平定後は北陸方面軍を率いた。本能寺の変で羽柴秀吉に後れを取り、賤ヶ岳の戦いで敗れ自刃する。
-
本多忠勝
黒田崇矢
本多忠勝57戦無傷、戦国最強の豪傑
徳川四天王のひとりで三河一向一揆をはじめ、三方ヶ原の戦いや長篠の戦いなどで活躍。戦場では蜻蛉切と呼ばれる名槍を振るい、十四歳の初陣以来大小の戦五十七度を戦ったが、一度も手傷を負うことはなかったという。
-
北条氏康
三木眞一郎
北条氏康文武を兼ね備えた関東の雄
小田原北条氏第三代。「相模の獅子」と称され、上野に進出してきた上杉謙信と戦う。今川義元・武田信玄と甲相駿三国同盟を結ぶが、義元の死後、同盟は瓦解。氏康は代わりに上杉謙信との越相同盟を模索し成功させた。
-
風魔小太郎
浪川大輔
風魔小太郎北条家に100年仕えた忍者の頭目
北条氏五代に仕えた忍者軍団、風魔一党の頭領。氏政らに仕えた小太郎は五代目で、牙が4つあるなど異様な姿だったという伝説も残る。武田勝頼との黄瀬川の戦いでは毎晩奇襲をかけ、退却に追い込んだと伝わっている。
-
長宗我部元親
奥村翔
長宗我部元親土佐の小領主から四国の覇者へ
長宗我部国親の長男で、父の跡を継ぎ土佐を平定し、さらに四国統一を進める。同盟関係の織田信長が元親の四国領有に異を唱えると断交し、ほぼ四国を統一したが、羽柴秀吉の攻撃を受け降参。土佐一国を安堵された。
-
羽柴秀吉
浪川大輔
羽柴秀吉天賦の才で農民から天下人へ
木下藤吉郎から羽柴秀吉、後に関白となり豊臣姓を賜る。織田信長に仕え、美濃攻めで頭角を現す。中国攻めの最中に本能寺の変が起こると、山崎の戦いで明智光秀を、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を倒し天下人への道を開いた。
-
ねね
五十嵐裕美
ねね天下統一を支えた糟糠の妻
秀吉がまだ木下藤吉郎と名乗っていた頃からの糟糠の妻で、秀吉の関白就任とともに従三位となり、北政所と呼ばれた。しかし子宝には恵まれず、秀吉没後は尼となり高台院と称した。
-
大友宗麟
山本格
大友宗麟北九州を制したキリシタン大名
「二階崩れの変」で父義鑑が襲われた混乱を制圧し、家督を継ぐ。後にキリシタンとなり、ドン・フランシスコの洗礼名を得た。キリシタン王国建国を夢見て、島津軍と耳川で決戦するもあえなく敗れ、羽柴秀吉を頼った。
-
立花宗茂
逢坂良太
立花宗茂「西国無双」と称された英傑
立花道雪の娘に婿入りし立花家を継ぐ。島津軍に徹底抗戦したことで豊臣秀吉に激賞され、豊臣大名となる。関ヶ原の戦いで西軍に属し改易となったが、のちに徳川家康に仕え大坂の陣に従軍、その功で旧領を安堵された。
-
真田幸村
小西克幸
真田幸村「日本一の兵」を率いた猛将
関ヶ原の戦いで父昌幸と信濃上田城に籠城、徳川秀忠の軍勢を食い止める。敗戦後、紀州九度山へ流されたが、豊臣秀頼の招きで大阪城へ入城。冬の陣では真田丸で奮戦、夏の陣では徳川家康本陣に突撃し討死した。
-
竹中半兵衛
下野紘
竹中半兵衛戦国時代を代表する天才軍師
羽柴秀吉配下の名軍師として、黒田官兵衛とともに後世「両兵衛」と称された。もと美濃の斉藤龍興の家臣だったが稲葉山城を乗っ取る。その後龍興に城を返すと隠棲し、織田信長の美濃平定後信長に仕え秀吉配下となった。
-
島左近
浜田賢二
島左近三成へ忠義を尽くした名将
石田三成の家臣で「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城」とうたわれた。筒井順慶、羽柴秀長、嗣子秀保に仕え、秀保の死後、三成に高禄で招かれる。関ヶ原の戦いで討ち死にを遂げた。
-
島津義弘
山本格
島津義弘数々の伝説を残す島津最強の猛将
島津四兄弟の二男。兄義久を助けて九州各地を転戦する。文禄・慶長の役では寡兵で大軍の明・朝鮮連合軍を撃破し「鬼石曼子(おにしまづ)」と恐れられた。関ヶ原の戦いに敗れると東軍中央を突破し薩摩へ帰国、蟄居した。
-
伊達政宗
逢坂良太
伊達政宗奥州を制覇した勇猛なる独眼竜
出羽国米沢城主にして仙台藩の祖。幼少期に失明し隻眼であったことから「独眼竜」と呼ばれた。広大な版図を築きあげたが、天下統一を目指す豊臣秀吉の前に降伏。秀吉の死後、徳川方につき関ヶ原、大阪の陣を戦った。
-
森蘭丸
花江夏樹
森蘭丸才色兼備の有能な事務官
織田信長の小姓。実名は「長定」と伝わるが、自筆書状では「成利」と記している。信長の寵愛を受け近習として常にその側にあったが、同時に使者・奏者としての役割も果たしていた。本能寺の変において信長に殉じた。
-
明智光秀
杉山紀彰
明智光秀時代を動かした天下の謀反人
朝倉義景、足利義昭に仕えた後、織田信長の家臣となる。行政と軍事両面で活躍し、丹波平定後は丹波一国を領して近畿担当軍司令官となった。本能寺において信長を倒し天下を手にするが、山崎の戦いで羽柴秀吉に敗れた。
-
システム - SYSTEM
-
基本の流れ
あなたは一国の城主。
戦で得た戦果で武将を強化し、
最強の部隊を率いて天下統一を目指せ! -
戦
-
フル3Dで構成された戦場が
迫力のバトルを演出。
思い描いた戦場がここにある。 -
名だたる武将の戦技を駆使し
数多の強敵を討ち破れ!
戦国のクライマックスを体感せよ。 -
自分だけの部隊を操り
戦場に勝鬨を上げよ。
勝負の行方はあなたの手に託される。
- 1
- 2
- 3
-
-
武将の強化
自軍の武将は訓練と覚醒で強くなる。
最強の戦国武将に育て上げ、
天下統一の右腕とせよ。 -
内政
城下の発展も天下取りへの第一歩。
様々な効果を得られる施設を建設し、
あなたの城下町を作り上げよう。
-
-
スペシャル - SPECIAL
特別インタビュー
特集記事
special interview 小林ゆうが斬る!描く!戦国の世界 小林ゆう YuKobayashi/上杉謙信役
-
−戦国時代についてどんなイメージをお持ちですか?
小林 日本全国を群雄が割拠し、天下統一を目指した戦乱の時代ですが、みなさんが命を賭けて戦われている、とても辛く厳しい時代だったのではないでしょうか。でも、それが故にそれぞれが志を高く持っていらっしゃって、魂のぶつかり合いや自分の命も厭わない生き様といったものが印象にございます。やはりたくさんの血が流れている時代でもありますので、「とても恐ろしい」というイメージも持っております。
−戦国武将にはどんなイメージをお持ちですか?
一言で言えば憧れの方々です。とくに名のある戦国武将さんたちには、命を捧げて一緒に戦うたくさんの方たちが付き従っていましたので、命をかけるにふさわしい人物だったのだろうという印象です。性格や志などは一人ひとり違っていても、語っても語っても語り尽くせないくらい人間的な魅力のある方々ですから、今の私たちの時代になっても、「私はこの武将が好き」「僕はこの武将がいいな」というように、みなさんがお話に花を咲かせられるのだと思います。
-
−上杉謙信についてどんなイメージをお持ちでしたか?
小林 他の方にない大きな特徴として有名なお話ですが「もしかしたら女性であったかもしれない」という説があります。ここは、他の武将のみなさまには大変申し訳ないんですけれども、上杉謙信さんだけの醍醐味というか、謎や魅力だと思うのです。ですから、とても奥深い、思わず語りたくなってしまうような、でも語っても語っても語り尽くせない魅力にあふれた方だと思っています。そんな謙信さんの役を演じさせていただけることになって大変光栄に感じております。
−実際に上杉謙信を演じてみていかがでしたか?
小林 そうですね。とてもエキサイティングな体験をさせていただきました。実在された戦国武将さんを演じさせていただくということで、そういった意味でも身が引き締まる思いで収録に臨ませていただきました。いまの時代でもいろいろな方に慕われていると思いますし、武田信玄さんのライバルとしても大変有名なので、どういった人物像なのかということを勉強して、自分のなかでいろいろと考えて役作りさせていただきました。ポイントはやはり、「上杉謙信さんが女性だったのではないか」という部分です。
ご結婚をされておらず、お子様もいらっしゃらない、そしておヒゲもなかったということや、ほかにもいろいろ諸説あります。ミステリアスなイメージを強く意識しております。ゲームでは仮面を付けてらっしゃって、男性なのか女性なのかわからないけれども勇ましいお姿が印象的で、ここに私はすごく心惹かれました。スタッフのみなさまから「男っぽい口調なのですが、女っぽい声」というお話をいただきました。今回実在した戦国武将さんの役作りをさせていただけてとても感激しております。演じることができてすごく嬉しいです。
-
−印象に残っているセリフを教えて下さい
小林 「わが命が尽きようとも」というセリフが私はすごく好きです。戦国時代は、いろんな戦国武将さんたちが自分の志のために命を賭けていら っしゃったと思います。上杉謙信さんを演じさせていただくことが決まったときに、セリフをいただく前からそのような気持ちを自分なりに思っておりました。ですから、このセリフをいただいたときに、とても身が引き締まるような気持ちになりました。
−もし小林さんが上杉謙信だったらどんなことをしたいですか?
小林 そんなご質問をいただいて大変恐縮なのですが、私としては、戦国時代であってもいまの役者・声優というお仕事をさせていただけたら嬉しいなと思います。以前に「戦地へ落語家の方が慰問に行かれた」というお話を伺ったことがありまして、アニメーションがない時代ですので紙芝居など、上杉謙信自らがいつもお世話になっている家臣の方たちや共に戦ってくださるみなさまやそのご家族を癒やすような、ちょっとでも笑顔になっていただけるような楽しいお芝居ができれば嬉しいと思います。そしてもうひとつ、謙信自らお料理を作って、みなさまが出陣する前に召し上がっていただきたいですね。「同じ釜の飯を食べる」というお言葉があると思うんですけど、「みんなでひとつになって、いざ参ろう!」というような、少しでもみなさまのお役に立てたらと思います。あと恐縮なのですが、栄養士の資格を持っておりますので、上杉謙信さんとして部下のみなさまの栄養管理をさせていただいて「他の武将のみなさまとはひと味違いますよ」「栄養バランスはばっちりですよ」っていうところを諸国にアピールさせていただきたいと思います。
-
−最後にユーザーの皆さんにメッセージをお願いします
小林 戦国時代ファンのみなさま。そして「戦魂」を楽しみにしていただいているみなさま。戦国武将さんたちが一同に介した本当に素晴らしいゲームが誕生いたしました。過酷で熾烈な時代を実感していただける素晴らしいリアリティとビジュアルのなかで、ひとりの武将として戦を体感していただけると思います。そのなかで、上杉謙信役を演じさせていただくということで、本当に光栄に思いますし、誇りに思っており、全力投球で上杉謙信さんを演じさせていただきました。他の武将様も素晴らしい武将様がたくさんいらっしゃいますので、戦を楽しんでいただきたいと思います。私もプレーしたいと思いますので、ぜひみなさん一緒に戦国武将になりましょう! よろしくお願いいたします。
◎プロフィール
小林ゆう(こばやしゆう) 東京都出身。2月5日生まれ。役どころの幅広さに定評があり、少年と少女、変態や外人、はたまた宇宙人などを見事に演じ切る実力派の人気声優である。代表作は『進撃の巨人』サシャ・ブラウス、『まりあ†ほりっく』ネ氏堂鞠也(しどうまりや)など。元モデルという異色の経歴を持ち、その抜群のプロモーションとルックスから過去に2冊の写真集を発売している。また、その独創的で圧倒的な画力から声優ファンの間では「画伯」とも呼ばれている。 -
特別企画 これが小林ゆう画伯の描く『戦魂』上杉謙信だ!
画伯のイラストは黒と赤が特徴的。設定イラストをみながらペン入れを開始した。画伯の集中力がほとばしるなか、黒の衝撃が色紙に走り出す。
おおまかな外観をほぼ描き終えた状態。色紙の上部に突き出ているのは刀。真ん中の口のような部分は仮面、下に伸びるのは長い足を表現している模様。
-
特別企画 これが小林ゆう画伯の描く『戦魂』上杉謙信だ!
赤の宴が色紙全体に散りばめられる。この独創的にして衝撃的な表現方法こそが、まさに小林ゆうさんが画伯と呼ばれるゆえんでもある。
イラスト完成!「設定イラストに描かれている素敵な刀のオーラ、長いお御足とそして仮面がポイントです。ぜひ一度、仮面を取ったお姿を見てみたいです!」と画伯は語った。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
special interview 浪川大輔×五十嵐裕美 戦国夫婦対談 浪川大輔 DaisukeNamikawa/羽柴秀吉役
五十嵐裕美 HiromiIgarashi/ねね役-
−戦国時代についてどんなイメージをお持ちですか?
浪川 僕はもともと大学受験も日本史でやっていたくらい、戦国時代はもちろん歴史全般が好きだったんです。戦国時代は今とは考え方が全然違いますし、ある意味刹那的というか、男の方が結構好きな時代なのかなってイメージですね。
五十嵐 私は世界史の勉強は割と好きでした(笑)。正直、日本史はあまり……あと地元が戦国時代にあまり縁がない北海道なもので、この時代についてもあまり詳しくないんです。それでぼんやりとした知識しかないんですが、戦国時代のゲームの女性人気とか、戦国居酒屋みたいなものが世間に増えている印象を見ると、浪川さんとは逆に「女の子たちが好きなんだな」という印象がありますね。
浪川 戦国時代の魅力はどの武将も一日一日を生きていくのが大変で、一瞬でも気を抜いたらやられてしまうみたいな殺伐とした時代な部分でしょう。絶対自分は生き残れないと思います(笑)。
-
五十嵐 そういう厳しい時代を生き抜いた男の生き様みたいな部分に多くの女性は惹かれるんでしょうね。女性を惹きつける「なにか熱いものがあるんだろう」と思っていましたが、今日その謎が解けました。
−戦国武将やその妻にはどんなイメージをお持ちですか?
浪川 いったいどうやったら武将になれるのかなと。血筋はもちろんあると思うんです。生まれながらにして家の力があり、親の七光りで武将になって国の主になっていった方もいると思うんですが、羽柴秀吉みたいに最初は有名な家でもなんでもないところから天下人になるケースもある。なんというか……アメリカンドリームに近いのかな。
五十嵐 戦国時代は、男尊女卑じゃないですけれど、「女性は一歩下がって」みたいな感じなのかなって思っていたら、テレビなどで「戦国武将の誰々の妻はこんなことをしていた」みたいな特集があると、実は女性が強かったという印象も強いですよね。秀吉もそうですけど、当時は複数の女性と関係があるのが普通なこと。そんな時代でも、戦国武将の妻として生きるというのは懐が深いというか、何時の世も女性ってのは強いんだなと思います。だから戦国武将の奥さんってカッコイイ!という印象ですね。
−羽柴秀吉とねねについてどんなイメージをお持ちでしたか?
浪川 秀吉と同じ時代に生きていたわけではありませんし、ちょっと勉強で覚えた程度の知識とか、逸話やゲームでの扱われ方などでの印象でしかないですが、「猿」と呼ばれる調子のいいヤツっていうイメージですね。そうじゃなかったら成り上がれないのかなとも思う反面、それだけで天下人になれたとはまったく思わない。作品によっては非常に悪いイメージで描かれたりとか、ボスザル的な扱いだったりとかしますし、今回みたいにチャラチャラして調子が良かったりとか、いろんな顔を持っている。どんどん出世して名前も変わっていきますしね。
-
五十嵐 京都に「ねねの道」という珍しく奥さんのほうがフィーチャーされてる場所があって、そのことが強く印象に残っています。また、どのゲームでも秀吉とセットで出てくるというか、女性なのによく出てくるなってイメージがあります。それにしても自由恋愛で結婚して、しかもかなり年下の奥さんをもらっておいて浮気しまくるってヒドイ男ですよね? 秀吉って(笑)。
浪川 いや〜ねねは言い伝えがあるように相当な人格者なんでしょう。ねねに任せておけば全部大丈夫だって言わせる雰囲気を持っていたそうなので、ぜひ一度お会いしたいですね。「まあまあ」って言っているのか、「それはダメだ」ってちゃんと言っているのか、どういうふうに振舞っていたのかっていう文献はほとんどないと思うんですが、とにかく素晴らしい人物という評価じゃないですか?
−家臣たちの前で秀吉とねねが尾張弁で大喧嘩したという逸話がありますね。
浪川 それじゃあ、気性は荒かったんだ……じゃあ現代でいうと、ギャップ萌ね(笑)。それでも、どこか優しい部分があるのかな?
言っていることがまっとう過ぎるというか、戦国武将って言っていることがまっとうじゃない方が多いので、そこで生き抜けたってことはいまの時代でもねねさんは生きていけるんじゃないですかね。戦国時代の女性って、おしとやかでいなきゃいけない、肌もそんなに見せてはいけないとかあって、そういうなかで自分の思っていることをちゃんと口にして、秀吉とやりあえるっていうのは、女性たちから見てもカッコ良かっただろうし、信頼できる憧れの存在だったのだろうと思います。
-
−もし浪川さんが秀吉、五十嵐さんがねねだったらどんなことをしたいですか?
浪川 秀吉としては……正直生きたくないなぁ(笑)。だったら信長とか家康の方がいいです。秀吉はそのふたりの真ん中な感じがするんです。信長はもう誰も寄せ付けない魔王のような扱われ方をしていますし、家康はずっと待って待って待ってオイシイところをいただいた。ところが、秀吉は一番頑張って天下を取ったのに病死でしたからね。20代の頃は良い人生を歩んでいて、天下とったらバブルがはじけた感がします(笑)。海外にも目を向けたのは、かなりやっちゃった感じがしますし、調子に乗り過ぎた部分があったのでしょうか。僕は秀吉として生きるならば、勝って兜の緒を締めるではないですけれども、調子に乗らないようにしたいな。う〜ん、でもできないだろうな〜。天下とっちゃったらな〜。やっぱり調子に乗って病死したいと思います。
五十嵐 私はどっちかって言うと女遊びされても、「うんうん」てできちゃうタイプなので、秀吉とはうまくやっていけるかなと思ってますね(笑)。
−実際に役どころを演じてみていかがでしたか?
浪川 正直すごく難しかったです。キャラクターの設定としては「チャラいキャラ」「派手なものが好きで欲の塊」とあるのに「明るくて憎めない」という……これは真逆ではないにしろ、かなり二面性がないといけないキャラクターだなと(笑)。ところが、セリフを見ると非常に明るいというか、勢いのあるセリフが多い。でも、勢いがあるっていうのはわかっても、言っていることが自分勝手というか「自分が一番で当たり前だろ?」みたいな考え方なので、これは言い方によってはウザいキャラになっちゃうかなって。そこを気を付けたというか、憎めないというところとかなり戦ったというか、難しかった。ズバリと物を言っても、「コイツが言うんだから仕方ないか」っていうキャラクターになればいいと思って演じました。
-
五十嵐 ねねは天真爛漫で元気、かつ子供っぽく演じているんですけど、セリフに女遊びが激しいことを注意するものがあって、そういうときに女性っぽさをしっかり出せていけたらいいなと思って演じました。女性キャラクターを演じるときにすでに好きな相手がいるってなかなかないと思うんですけど、しかもその相手が浮気者で、そこに対して言及するっていう役どころはかなり新鮮でした。
浪川 なんか『戦魂』のねねって予想以上にたくましいですよね(笑)。夫人というよりも思いっきり武将っぽいです。
五十嵐 でも、若くかわいくっていうのは意識したのでわりとキャピキャピしてるところありますよ?
浪川 なるほど。いや〜僕もね、わりとチャラチャラしてるんですよ。
五十嵐 そのまんまじゃないですか(笑) そういうキャラですよね? 浪川さんがじゃないですよ(笑)
浪川 お、おう。わかってます! 五十嵐さんの言うようにこういう役どころの設定はあまりないので。珍しいですよ。浮気を言及されるゲームなんて(笑)
五十嵐 でも……秀吉みたいに無邪気に浮気されてると「まあいいかな」って許せますね。隠れてコソコソして「いやーそれは……」とか「浮気してない」とか言われる方がダメです。それなら「おれ浮気してるぜー!!」と言われた方が、「そっかー」みたいな感じで許せるのかな(笑)
浪川 そ、そんなこと言って大丈夫ですか?
五十嵐 はい。最後は自分のところに戻ってくればいいので「また浮気か」って明るくスルーできます。正式な「妻」だからという安心感があるからなのかもしれないんですけど「今度の子は可愛かったの?」って言えるくらいの余裕はありますよ。
浪川 そんなこと言えちゃうんだ? やっぱり器が大きいですね。さすがねねです!
-
五十嵐 ねねの気持ちになると許せますね。でも一応妻としては言及はしておきたいので「ダメなものはダメなんだよ」って釘はさすけど、もう秀吉の浮気は一種の病気ですから。
浪川 天下人の嫁というのはこういうことなんですね。これはすごく心強い。これからも戦場で思いっ切り暴れられますよ(笑)。
−印象に残っているセリフを教えて下さい。
浪川 秀吉は基本的に目上の人に関しては媚びへつらう調子のいい部分があったりとか、戦いの時に「どんどん突撃していけ」みたいにイケイケな感じなんです。ところが、たまに「この命の捨てどころ」とか「殿はオレが」というようなセリフがある。こういう刹那的なセリフっていうのは、彼のなかではレアなのかなと感じます。本来なら絶対そういうことは言わないキャラクターなのに、言わざるを得ないってときは相当な覚悟で挑む。そこがグッとユーザーのみなさんにも染みてもらえたらいいなぁと思います。なかなか言わないセリフだからこそ、数も少ないんですが、だからこそ「大切にしていきたい」という思いがあります。
五十嵐 私は「またあのひと浮気してるー」ですね。さっきも言いましたけど、女性キャラクターを演じていて、相手がいる役っていうのはなかなかないんです。さらに、相手役の「浮気」に言及しているセリフっていうのは本当に珍しくて強く印象に残っています。
浪川 秀吉はすごくセリフ自体が軽い物が多いので、本当に闘うときもああいう風に楽しくやってるっていうのが『戦魂』の秀吉の良さなのかなぁと。使ってもらって爽快感とかそういう部分を味わっていただければ嬉しいです。
五十嵐 ねねも秀吉がそういう感じなんで、天真爛漫でアイドル性がある感じで表現されてるキャラクターになってると思います。
-
五十嵐 声も幼い感じで演じていますね。ポーズもそうですけど、割りとキャッキャッしてて、怒ってるときも楽しそうな感じなんです。だから秀吉と2人揃うと…まさに「バカップル」みたいですね(笑)
浪川 バカップルね(笑)たしかに。
五十嵐 どっしりと重厚な世界観で武将もおじさまだったりキリッとした顔の方が多かったので、そこを秀吉とねねで緩和してる感じがします。良いカップルじゃないですか?
浪川 やっぱりバリエーションは必要ですよね。毎日毎日お肉ばっかり食べてても飽きちゃうから、たまには魚みたいなね。
五十嵐 ……そう言ってまた浮気するんですね!(笑)
−完成したゲーム『戦魂』を見てどうですか?
浪川 戦だけを集中してやるゲームなのかなと思っていたんですけど、ちゃんと国造りから始まって軍を編成して戦に向かうというスケールの大きさにビックリしました。アプリゲームって急速に発展していると思うんですけど、「軽く遊べる」ってイメージがあったんです。そのイメージが良い意味でひっくり返された。とっつきやすさは残しつつ、やり込めるゲームになっていると思います。
五十嵐 ナレーションまでちゃんと入っていて、大河ドラマ風な感じですよね。アプリゲームってカードが中心でそれを集めていくイメージがあったんですけど、戦場で馬が走ったりとか兵士がバタバタ倒れたりとか雨が降ったりとか、エフェクトがすごく綺麗で戦いがリアルだと思いました。
−ユーザーのみなさんに一言お願いします
五十嵐 このゲームはイケメンとダンディなおじさまが出てきますし、きっと女性ユーザーが増えると思いますので、「なんだよ、浪川さんの嫁かよ」ってねねのことを嫌わないで欲しい。ねねが浪川さんファンに使ってもらえると嬉しいです。
-
浪川 ぜひとも、ウチのねねをよろしくお願いします(笑)。 秀吉はファンキーでスパイスの効いた濃いキャラクターになっておりますので、ぜひ使っていただいて、楽しんでいただけたらけたらと思います。ちょっとクセがある感じのキャラクターなので、ねねとぜひコンビを組ませていただければ絶妙なバランスになると思います。
◎プロフィール
写真右:浪川大輔(なみかわだいすけ)
東京都出身。4月2日生まれ。子役として9歳から活動し、アニメだけでなく映画の吹き替えなど数多くの作品に出演。代表作は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(アルフレッド・イズルハ)、『君に届け』(風早翔太)。『スター・ウォーズ』シリーズ(アナキン・スカイウォーカー)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(フロド・バキンズ)など。2010年には映画『Wonderful World』で映画監督に挑戦。歌手としての活動も精力的に行っている。写真左:五十嵐裕美(いがらしひろみ)
北海道出身。12月13日生まれ。2008年にア二メ作品デビュー。色白で美しい肌、北海道生まれであることから「ゆきんこ」の愛称で多くの声優ファンたちに慕われており、とくに少年・少女役といった可愛らしいキャラクターの役どころに関しては秀逸と名高い。代表作は『アイドルマスター シンデレラガールズ』(双葉杏)、『パパのいうことを聞きなさい!』(小鳥遊ひな)、『会長はメイド様!』(兵藤葵)、『バカとテストと召喚獣』(小山友香)など。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
-
映像 - MOVIE
戦魂 - SENTAMA - ゲーム紹介映像
ゲーム紹介PV