『すべての戦場(いくさば)に魂宿る。』戦国シミュレーションRPG「戦魂 - SENTAMA -」

毛利元就の末裔は三本の矢を折れるのか?

『戦魂 - SENTAMA -』は、戦国時代を舞台とした戦国シミュレーションRPG! プレイヤーは一城主となり、自領地や自軍を育て、戦国の覇者を目指します。臨場感あふれる3Dバトルや豪華声優陣のボイスにより、戦国時代の合戦をリアルに再現したこのアプリのリリース記念として、戦国にまつわる3つの記事を展開いたします!

戦魂 - SENTAMA - 公式サイト

初めまして、バーグハンバーグバーグの原と申します。

皆さんは「毛利元就の三本の矢」という逸話をご存知でしょうか?
戦国武将の毛利元就が子どもたちに言い聞かせたとされる、「一本の矢はすぐ折れてしまうけど、三本集まると簡単には折れないから、みんなで力を合わせて頑張ろうねエイエイオ~」というあのお話です。
あまりにも有名なので、ほとんどの人は一度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。人と人が力を合わせることの大切さを、わかりやすい矢の例えに落とし込んだいい話ですよね。

しかし、ここでふと疑問が湧きます。一本の矢が三本になったところで、そんな簡単に折れなくなるものなんでしょうか? 元就の息子たちも、親父に気を使って手加減とかしたんじゃあないの?

矢を買いました。

戦国時代にも使われていたはずの竹製の矢です。現代で竹の矢を使う人はほとんどいないので、特注で作らなければならず、1本1万円ぐらいしました。
僕個人が払ったわけではありませんが、「もっといいお金の使い方があったのでは?」と思わざるをえない値段です。
折ってしまうのは勿体無い気もしますが、これを毛利元就の末裔に挑戦してもらいましょう!

ということで毛利元就の末裔を探してみると、いました! 山口県 に!!」

矢を折ってもらうためだけに、飛行機で山口県へ行くことになりました。
ちなみにこの日、僕は体調を崩して唇に三つのヘルペスができていました。
三本の矢vs三つのヘルペス。まさに世は群雄割拠、何やら乱世の予感が漂ってきています。(どうでもいい)

それはそうと、『矢』って機内持ち込みできるんでしょうか?
突き刺さるような矢尻はついてないタイプの矢なんですが、それでも一応武器は武器。
迂闊に持ったまま乗り込んだら機長にテロリスト認定からのスペースローリングエルボー食らう可能性もあるなと思ったので、一旦手荷物預かり所の方に相談してみたところ……。

奥からめっちゃ長い箱を持ってきて、厳重に矢を保管してくれました(60cmを越える長さの堅いものは、機内持ち込み禁止とのことです)。
三本の矢のためにお手数おかけいたします……。

機内では、ポプラ社の「コミック版日本の歴史 戦国人物伝・毛利元就」を読んで予習をしておきます。

うおお……毛利元就、むっちゃくちゃいいこと言ってるなあ……。
僕も常に心に大志を抱き、「靴屋の社長にハマって、無利子で1億円借りたりベントレーもらったりしたい」という気持ちを忘れないように頑張っていきたいと思います。
社長! 億ションくれ! 億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ション億ショ

山口県の宇部空港に到着しました。

迎えてくれたのはなぜか、出っ歯の木彫りカピバラです。一体山口県と何の関係が……?

と思いきや、どうやら宇部市では「ときわ動物園」という新名所がこの春オープンしたばかりらしいです。
野生動物の生息環境を園内に再現し、野生の姿に近い行動を観察できる「生息環境展示」がウリなんだとか(旭山動物園とか横浜ズーラシアでもやってるやつですね)。オープンしたばかりの動物園というのはかなり気になりますね。

というわけで、三本の矢とは何の関係もありませんが、毛利の末裔の方とのお約束の時間まで余裕があったので、「ときわ動物園」にきてみました。動物たちが矢を怖がらないことを祈るばかりです。

さっそく入園してみるとサルが……

サルが近い!! そしてオリがない!

僕が立っているところと、サルたちの暮らす島とは池を挟んで3mも離れていません。こんなどフリーの状態で逃げたりしないの!?
サル達との間に仕切りがまったくないので、まるで同じ空間にいるかのような感覚を覚えました。
シロテナガザルの「水に濡れることを極端に嫌う」という本能を利用した「水堀展示」という手法らしいですが、いやぁ、この距離感はなかなかすごいです。

サルの他にも目を引いたのはこちらの水中展示。中には何がいるかというと…

コツメカワウソのカップルが延々とじゃれ合っていました。僕が見てる間、目のやり場に困るぐらいの勢いで、ずぅーっとイチャイチャイチャイチャしていたので、「おやおや」と思いました。

そしてイチャつくカワウソの様子を、陸地から呆然と見つめるサル。 ボンネットモンキーという種類らしいですが、このサルとカワウソの「同居展示」は国内初なんだとか。
僕たちが電車の中でチュッチュするカップルを見た時と同じ感情が、彼の中にも生まれているのでしょうか。
「とりあえず女子サイドの顔だけでも確認しとこう」という気持ちなんでしょうか。

こちらの「ときわ動物園」は、まだあちらこちらが工事中でして、正式オープンは来年の春とのことでした(カピバラはまだいなかった)。
プレオープンの段階でもなかなか見応えがあったので、完成したらかなり充実した動物園になりそうですね。プレオープン中の入園券(500円)は、グランドオープン後に持ってくれば入園無料になるという特典が付いておりました。

動物園の後は、ご当地グルメで腹ごしらえ。山口県宇部市と言えば、「宇部ラーメン」が有名です。
都内では滅多に出している店舗を見ませんが、博多や久留米のラーメンの「ケモノ系」の香りをもっと強くした感じのラーメンで、一部では「くさうま」と評されています。今回は宇部市でもっとも知名度のある「一久」のラーメンをいただきました。(味玉つけても650円。安い!)

香りは強いですが、後味は意外とあっさり。食べた後に「こりゃ二杯食えるかも」と思ってしまうレベルでスルスル入っていくラーメンでした。
こうして記事を書いている間にも「もう一度食べたい」という気持ちが襲ってくるんですが、東京にはほとんど店舗がないのがマジで惜しい!
もっと気軽に全国で宇部ラーメンが食べられるようになって欲しいなあ…。

すいません、山口観光の度が過ぎましたので、ここからいきなり「毛利の末裔は三本の矢を折れるのか?」という本題に入ります。
こちら、山口県徳山市にあります毛利の末裔の方が運営されている「毛利道場」です。
ん?道場ということはひょっとすると……

ヒュッ

スパアアァァァァァァァァン

ドムウゥゥ!

毛利元就の末裔 プロ格闘家・毛利昭彦さん

2003年にプロデビューして以降、「HERO'S」や「戦極」など数々の格闘技大会に出場。どんな強敵にもひるまず果敢に立ち向かっていく、積極性溢れるファイトスタイルで会場を沸かし続けている。得意技はトライアングルホールド。

毛利元就の末裔って格闘家の方だったんですね。
多分だけど、こりゃもう折れちゃうわ。間違いなく折るわこの人。毛利の矢、絶対絶命です。

念の為、ミドルキックの強さで本物の毛利の末裔であることを確認させていただきます。

んぎ

本物でした。

両手にミットを持ってなかったら、絶対内臓爆発してるなと思うレベルの強烈さでした。本当はこういう偉人の末裔の見分け方は存在しませんが、毛利昭彦さんは間違いなく毛利元就の末裔です。

さて、散々お待たせしましたが、いよいよ毛利元就の末裔に矢を折ってもらう瞬間が近づいてきました。
まずは史実でも「簡単に折れてしまう」と言われていた1本からお願いします!

つぶつぶいちごポッキーでも折るようにカンタンに折れてしまいました。

こりゃ三本だろうが五本だろうが折れちゃいそう。
やはり竹の矢の強度では、毛利家の家訓を実践するのは難しそうです。

しかし考えてもみてください。

戦国の世から時は流れ、元就の時代から比べれば日本人の体格はずっとたくましくなっているでしょう。
武将の末裔が、近代トレーニングで鍛え上げた筋肉に物を言わせて、当時と同じ条件の竹の矢を折っても、それはアンフェアというものではないでしょうか? 時代が変われば、矢も変わるんです。

というわけで、昭彦さんには現代のアーチェリーでポピュラーに使われるジュラルミン製の矢を折ってもらいたいと思います。ジェラルミンですよ? 札束とか守ってるジェラルミンケースのですよ?
この矢が折れなくて始めて、「現代でも三本の矢の教訓は生きている!」と言うことができるでしょう。

ちなみに金属製の矢なので、卓球部を3ヶ月で辞めたスポーツ経験しかない僕では折ることができませんでした。
こりゃもしかしたらプロ格闘家でも難しいかもなぁ……。
三本の矢の家訓も、「情報技術も発達し、一人でいろいろなことができる個の時代を迎えた現代においては、単独行動ぜんぜんOK!」みたいな意味に変わっちゃう恐れもありますね。

それでは毛利さん、お願いします!

折れた………。

ジェラルミンって折れるの……?
竹だろうがジェラルミンだろうが、素材に関わらずやはり「一本だけでは矢は折れてしまう」という毛利家の家訓は間違いなく正しいようです。

残る検証は一つだけ。

いよいよ毛利の末裔が、「三本のジェラルミンの矢」に挑みます。ここまできたらもう四の五の言わずにぶち折って欲しい!お願いします!

ふんっ!

がんばれっ!! 毛利の矢がんばれっ! 折れるなっ! 三本集まって折れるなっ! 折れるなっ! 折れるなっ!

んっ!?

んんんんんんっ!?

折れないっ!! やっぱり折れないっ! 毛利の三本の矢の教えは本当だったー!!

結論

毛利の末裔でも三本の矢は折れなかったので、毛利元就の家訓は本当!
※ただし矢はジェラルミン。

原宿

「矢、お疲れ様でした」

毛利さん

「3本って、1本の時とぜんぜん違う強さがありますね。竹のやつならいけたかもしれませんが…」

原宿

「ご先祖様も『そうじゃろそうじゃろ』と満足しているかと思います。今は格闘技の道場を経営されているんですか?」

毛利さん

「そうですね。格闘技はもちろん、フィットネスジムも常設して、子どもから女性、お年寄りまで幅広い年代の方に体を動かすことの楽しさを伝えていきたいと思ってます」

原宿

「ふとした疑問なんですが、もともと元就の家臣だった武将の子孫とか、元就と戦ったりした武将の子孫と会ったりするんですか?」

毛利さん

「戦ってた人とはあんまりないかな……。家臣だった人とは結構会うんですよ。現にこのジムの会員でも、そういう血筋の方が3~4人ぐらいいますよ」

原宿

「へえー! 戦国時代のつながりが今も続いてるなんてすごいですね!」

毛利さん

「そうですね。まぁ血筋に関係なく、今の僕があるのはたくさんの人が支えてくれるおかげですね。『百万一心』という元就の言葉があって、これは縦書きにすると『一日一力一心』と読めるんですが、日を同じにし、力を同じにし、心を同じにし、みなが力を合わせれば何事も成しうる…という意味の言葉なんです」

原宿

「なるほど。いい言葉ですね」

毛利さん

「格闘技は個人競技だと思われがちですが、家族や仲間、道場や皆さんのサポートがなくては出場することすらままなりません。この環境に感謝しつつ、偉大なご先祖に恥ずかしくないように日々精進していきたいですね。来週も大仁田厚さん、大谷晋二郎さんと組んで電流爆破マッチに挑まなくてはいけないので…」 ※5/1(金)に行われた試合のこと。
試合結果は、
○大仁田厚、大谷晋二郎、毛利昭彦(18分41秒 有刺鉄線電流爆破バット爆発→体固め)将火怒、KAMIKAZE、菅原拓也×

原宿

「ご先祖とはまた違った意味で乱世を感じますね」

ちなみに毛利道場は、昭彦さんと弟の将文さんが力を合わせて運営しているそうです。「兄弟力を合わせて頑張れ」という三本の矢の家訓は、毛利家で代々引き継がれているんですね。

ちなみに、この後マジで腰を痛めました。

<取材協力>

毛利道場
http://mabodyworkout.com/

住所 住吉店 : 山口県周南市住吉町2-7尾崎ビル4・5F
平和通り店 : 山口県周南市平和通1-16山本ビル3F
お問い合わせ TEL : 0834-31-1110
FAX : 0834-32-3622
E-mail : mouridojo@hotmail.co.jp
営業時間 住吉店:
月~金…13:00~23:00   土曜日…11:00~21:30   日曜日…11:00~18:00   ※水曜休館日
平和通り店:
月・日曜日…休館   火・金曜日…13:00~19:30   土曜日…12:00~17:00   ※水曜休館日